本記事では、ひぐらしのなく頃に業『猫騙し編』のネタバレ考察と感想について紹介しています。
新エピソードの登場でますます展開が熱くなるひぐらし業ですが、続きのエピソードからも目が離せませんね!
ひぐらし業【猫騙し編】のネタバレ
「祟騙し」編のラストで、ついに沙都子を鉄平から引き離すことに成功した部活メンバー。
メンバーは安心して綿流しのお祭りに参加します。
ところが、祭りの最中に異変が発生します。それは刑事・大石の登場でした。
大石は綿流しの屋台に集う村民に向かって拳銃を発砲し、無差別殺人を開始したのです!
梨花は大石が首をかきむしっている様子を見て、雛見沢症候群が発症していることを悟りますが、あえなく大石によって殺害されたのでした。
こうして梨花は、再び羽入のいる「欠片の世界」に戻ります。
絶望する梨花に、羽入は最後の導きを与えます。
それは、祭具殿に祀られている「オヤシロ様」の像に、「時間を繰り返す者を殺す武器」である「鬼狩柳桜(おにがりのりゅうおう)」が隠されているという秘密でした。
さらに羽入は梨花のために最後の力を使ったため、自らの存在が消滅してしまうことも同時に梨花に明かします。
梨花には羽入の力である「殺害された時の記憶を保存する」能力が与えられました。
羽入は消滅し、ついに梨花はひとりだけの繰り返しを始めます。
精神が摩耗した梨花は、「オヤシロ様」像の内部にある「鬼狩柳桜」を探し出したあと、「あと5回だけループを繰り返し、その後は自ら死ぬ」という決意をします。
1回目で東京からの味方・赤坂が雛見沢に現れたことから、梨花は惨劇を回避できると確信します。
ところがこのとき、赤坂は何故か雛見沢症候群末期を発症。最後に梨花を殺害してしまうのでした。
2回目のループ。
今度は惨劇は園崎家で発生しました。
魅音と詩音の母である園崎茜が雛見沢症候群末期を発症させたのです。
園崎茜はそのまま、梨花を殺害してしまうのでした。
3回目。
梨花は御三家のひとり、公由によって鬼が淵沼に沈められてしまいました。
梨花はこれまでに雛見沢症候群が発症するはずのなかった人物にまで、殺されるようになったのです。
4回目では喫茶店「エンジェルモート」にて、圭一が発狂。
圭一は梨花が雛見沢症候群を抑える薬を持っていると妄想し、梨花の頭部を破壊してしまうのでした。
そして、ついに最後の5回目。
梨花は布団の上で目が覚めましたが、全く身動きが取れません。
その様子を見守るのは、北条沙都子でした。
沙都子はすでに雛見沢症候群の末期レベルを発症しており、梨花に全身麻酔をかけながら梨花の腹部を取り出すという、恐ろしい「綿流し」を実行していたのです。
泣き叫ぶ梨花に、沙都子は「これは罰です」と宣告します。
沙都子は、オヤシロ様の予言を聞き、すでに梨花が巫女の資格を失っていることを知ったと言います。
己の罪がわからない、という梨花に、沙都子は「この雛見沢を出て行こうと考えた」ことが罪であると告げます。
そして、その罪を清めるために沙都子が「綿流し」をするのだと言うのです。
梨花は再び死亡しますが、沙都子が何らかの事情を知っていることと、自分の「雛見沢を出たい」という願いが、惨劇を引き起こしたことを知ります。
そして再び、梨花は雛見沢に戻りました。
このときは鷹野の陰謀が暴かれ、入江機関なども全て自動的に解散してしまいます。
つまり、惨劇は絶対に発生しないという理想的な状況が仕上がったのです。
不審に思う梨花は「誰かが自分の関係ないところで、運命のサイコロを振っている」と感じます。
6月24日を迎えた部活メンバーは、この日誕生日を迎えた沙都子を祝福します。
沙都子は圭一、レナ、魅音のプレゼントをもらい、大喜び。
そして最後に梨花がプレゼントの箱を手にした瞬間、沙都子は何故かすぐさま身を隠します。
沙都子は梨花のプレゼントボックスはトラップであると指摘したのです。
しかし、梨花はプレゼントの箱を開けるとそこにはテディベアが入っているだけでした。
梨花は、あえて前日に中身をすり替えておいたのです。
「沙都子、どうして中身を知っていたのですか?」と梨花は詰め寄ります。
その瞬間、沙都子の目の色は深紅に染まり、梨花に向かって拳銃を突きつけたのでした。
【猫騙し編】の感想・考察
「猫騙し編」の主役は梨花でした。そして犯人は沙都子と完全新作エピソードとなっています。
作者の竜騎士07氏がTwitterで明かした通り、「猫騙し編」は完全新作エピソードとなります。
これまでの「ひぐらし」ファンにとっては非常に喜ばしい展開です。
ただし、「ひぐらし・業」から視聴を始めた方にとっては理解が難しいエピソードとなりました。
まず、「猫騙し編」で明らかになったのは、以下の部分です。
- 雛見沢の崩壊を免れるための条件は、前回とは異なる。
- ループ現象は梨花だけではなく、沙都子にも発生している。
- オヤシロ様の像の中に「鬼狩柳桜」が隠されており、今回それが梨花の手に渡った
- 「鬼狩柳桜」は時間をループする者を絶命させることが出来る。
- 羽入、消滅する。
「業」から視聴を開始した方は、以下の点を踏まえていただければ視聴を進めることが出来るはずです!
- これまで梨花にしか発生しなかった時間の繰り返し現象が、再度発生し、しかも今回はその繰り返しをストップする条件を揃えても改善されない。
- 従来の「ひぐらし」では絶対に発症しない人物が、「業」では発症している。つまり、ルールが書き換わっている世界なので、梨花は困っている。
- 書き換わった理由は、おそらく沙都子が関与している。
- 唯一味方だった羽入(=オヤシロ様)は、梨花に力を与えて消滅した。
沙都子のループ能力は誰が与えたのか?は次回に持ち越し!
羽入は梨花に「誰が梨花を殺したか」を記憶する力を与えて消滅してしまいました。
梨花は孤独の中でこれから時間を繰り返し、悲劇を免れる方法を探さなければなりません。
その苦悩に耐えかねたときには、「鬼狩柳桜」で自死することを梨花は決心しています。
梨花が何故、奇妙な時間ループに巻き込まれたのかは、沙都子が明かしました。
沙都子は「梨花が雛見沢を出て行こうとした」ことが罪だと教えたのです。
この罪のループを作り出したのは、「猫騙し編」ラストの沙都子の目の輝きなどから、沙都子の仕業と考えられます。
ここで疑問となるのは、沙都子に力を与えたのは誰かという点です。
オヤシロ様である羽入はすでに消滅しています。
ところが沙都子は、「オヤシロ様からお告げがあった」と梨花に告白しているのです。
可能性として考えられるのは以下のパターンではないでしょうか。
- 消滅した羽入とは異なる、「黒羽入」のような存在が出現した。
- 梨花自身の願いが新たな能力を獲得した。
- 「うみねこのなく頃に」で知られる「3人の魔女」が介入している。
かなりマニアックなネタまで出してくるのかが気になります!
新アイテム「鬼狩柳桜」登場!対象者は梨花?沙都子?
アニメ版ではこれまで明かされていなかった、「鬼狩柳桜」が今回のキーアイテムとして登場したのも大変重要な点です。
「鬼狩柳桜」は、祭具殿のオヤシロ様像に収納されていた七支刀のような刀です。
羽入はそれで「時間を繰り返す者を殺すことが出来る」と言います。
残念ながら梨花が発見した「鬼狩柳桜」は完全な形ではなく、刃の一部でした。
これは羽入の記憶違いだったのでしょうか?
梨花は「羽入がうっかりしていた」と刀の一部分のみを使用することにしますが、このあたりの真相も次回に持ち越しされます。
「猫騙し編」では、あと5回ループを完了したら自害しようと考えていた梨花。
ところが、「鬼狩柳桜」は果たして梨花だけのものになるのでしょうか?
もしかすると、同じように時間を繰り返している人物に使われるかもしれません!
その人物とは、もちろん沙都子となるでしょう。
次回は「郷壊し編」。「サトコワシ」から予想される沙都子の今後!
次回の「郷壊し編」では、主役は北条沙都子に移動します。
どうやら、北条沙都子に何があったかが描かれるようです。
注目すべき点は以下の点でしょう!
- なぜ沙都子は時間を繰り返すのか?
- 沙都子に能力を与えた者はだれか?
一体誰が幸せをつかむのか。
これからが「ひぐらし・業」のネタバラシ要素になり得る予感がします!